2008.01.29 Tuesday
ペルークオリティとの対話。
部屋でペルーなフレームと静かに対話。
驚愕の事実が次々に判明。

エンド幅…129ミリ。
135で、って念を押したのに。
ハブが入らねぇ〜…
さらに!!

エンドの面は見事にツイスト。
どうやって直そう…
力技しかないかな??
直したところでセンター出てなさそう…

輸送中か、発送前かは不明ながら、
つぶれて楕円になったヘッドチューブ。
輸送中だとしても、プチプチを軽くかぶせてダンボールを巻いただけの
梱包にも問題が…
そして、内側には驚愕の…
チュービング(鉄の薄い板を丸めて溶接してパイプを作る)
の際の溶接痕(線状の継ぎ目)がクッキリ。
そうとう修正しないとヘッドパーツ入らないな…
クリスキング使う予定だったんだけど、
フレームよりもヘッドパーツの方が高価、
ということも考えると、
ヘッドパーツが傷みそうだから入れたくなくなってきた…

そして、難問。
ズタズタのBBタッピング!!
ここにも、チューブの溶接痕の筋がクッキリ、
その上を何の躊躇もなくタップしてあります。
なので、ところどころはネジ山が切れてない…
紫色のフレームのほうはわりとマシ
(一度タップを切った後でネジ山をさらった形跡あり)なのですが、
黒い方はもうザックリやりっぱなし。
ほんとに乗れるようになるのかな…

扇形のテンショナーをかけるネジを入れる穴のタップは、
「すっかり忘れてた」。
ちなみに、
「どうだ?届いたか?何か問題があったら言ってくれ!」
ってメールが来てたので、
二日ほど寝かして頭を冷やしてから、
「ココとココとココとココとココとココが問題だなぁ。
このままじゃちょっと乗れないや」ってメールしたら、
「あ、すまんすまん、きっとぜんぶ配送業者のせいだ!
ヘッドは34ミリの円錐状の何かを突っ込んで叩いてくれ、
BBはそっちでもう一度ネジ山を立ててくれ。
テンショナーは後ろから引くタイプの奴を使ってくれ、
辛抱強く工夫すればきっと使えるよ!
…でも安心してくれ、
もちろんそのうち新しいフレームを無料で作ってまた送るから!」
って。。。
送料高いのに、大丈夫かな、Marino…。
それに、同じクオリティのものがまた届いても、
こっちとしてもまた手間ばかりかかるし…
ううむ、でも、
(きっと)彼は彼なりに、
材料も機材もまともなものがほとんどない中で頑張っていて、
なんとか納得のいくものを作ろうとしているようなので、
こちらが最低限求めているクオリティの水準を伝えた上で、
もう一度作ってもらうことにしました。
ネットで見た写真に比べると、
多少溶接は上手になっているみたいだし、
お金が貯まったらTig溶接機を買いたい、って言ってるし、
周りにまともなビルダーなんていない中、
ちょっとずつ手探りでやっているであろう、MarinoBike。
もうここまできたら、
Marinoという一人の(おそらくは変わり者の)男と対話しながら、
そして届いたものと私自身が格闘しながら、
とりあえずは乗れるところまでたどり着くしかない。
経済の水準や地理的条件を超えて愛されるようになった、
このトライアルというスポーツの、
ある種の「最前線」に関わることが出た喜びが、
精度や軽量さ云々という物質的な品質を私の中で越える瞬間が、
「きっと」やってくるはずです。
クロモリパイプどころか、
まともな精度のパイプすら手に入らず、
Tig溶接機すら買えず、
それでもトライアルに魅せられたバービー好きの南米の一人の男が
鼻歌を歌いながら放つ、一本80ドルのトライアルフレーム。
KOXXがナンダ!!
Montyがナンダ!!
こちとら、ハガネじゃ!!
(見た目は水道管に近い…)
作り直したフレームが届くのは、おそらく数カ月先でしょう。
あとで精度バッチリのフレームがまた届いたら、
それはそれで喜ばしいですが、
それではシーズンが始まってしまいます。
次に届くフレームに関しても、
ヘタな期待はできませんし。
とりあえず、今あるフレームを、
なんとか修正(できれば)して、乗り始めなければ。
不安はいっぱいですが。
ヘタすると、今年一杯、
ほとんどトライアルできない事態も…(ガクガク)
それでも、まぁこれも何かの縁です。
2008年いっぱいは、トライアルフレームに関しては、
ペルーのMarinoという男と付き合っていくことに決めました。
ヨーロッパで、白人の遊びとして始まったであろうトライアル。
それを南米の途上国で、自力でフレームを溶接してやっているMarinoたち。
まさに文化的なグローバリゼーションの最先端!?
「細かいこと言うなよ、面白けりゃいいじゃん?」
って暗黙のメッセージがフレームから聞こえてくるようです。
しばらく、この面白い男につきあう覚悟を決めました(笑)
頼むぜ、Marino!!
あーーー早く乗りたい…
驚愕の事実が次々に判明。

エンド幅…129ミリ。
135で、って念を押したのに。
ハブが入らねぇ〜…
さらに!!

エンドの面は見事にツイスト。
どうやって直そう…
力技しかないかな??
直したところでセンター出てなさそう…

輸送中か、発送前かは不明ながら、
つぶれて楕円になったヘッドチューブ。
輸送中だとしても、プチプチを軽くかぶせてダンボールを巻いただけの
梱包にも問題が…
そして、内側には驚愕の…
チュービング(鉄の薄い板を丸めて溶接してパイプを作る)
の際の溶接痕(線状の継ぎ目)がクッキリ。
そうとう修正しないとヘッドパーツ入らないな…
クリスキング使う予定だったんだけど、
フレームよりもヘッドパーツの方が高価、
ということも考えると、
ヘッドパーツが傷みそうだから入れたくなくなってきた…

そして、難問。
ズタズタのBBタッピング!!
ここにも、チューブの溶接痕の筋がクッキリ、
その上を何の躊躇もなくタップしてあります。
なので、ところどころはネジ山が切れてない…
紫色のフレームのほうはわりとマシ
(一度タップを切った後でネジ山をさらった形跡あり)なのですが、
黒い方はもうザックリやりっぱなし。
ほんとに乗れるようになるのかな…

扇形のテンショナーをかけるネジを入れる穴のタップは、
「すっかり忘れてた」。
ちなみに、
「どうだ?届いたか?何か問題があったら言ってくれ!」
ってメールが来てたので、
二日ほど寝かして頭を冷やしてから、
「ココとココとココとココとココとココが問題だなぁ。
このままじゃちょっと乗れないや」ってメールしたら、
「あ、すまんすまん、きっとぜんぶ配送業者のせいだ!
ヘッドは34ミリの円錐状の何かを突っ込んで叩いてくれ、
BBはそっちでもう一度ネジ山を立ててくれ。
テンショナーは後ろから引くタイプの奴を使ってくれ、
辛抱強く工夫すればきっと使えるよ!
…でも安心してくれ、
もちろんそのうち新しいフレームを無料で作ってまた送るから!」
って。。。
送料高いのに、大丈夫かな、Marino…。
それに、同じクオリティのものがまた届いても、
こっちとしてもまた手間ばかりかかるし…
ううむ、でも、
(きっと)彼は彼なりに、
材料も機材もまともなものがほとんどない中で頑張っていて、
なんとか納得のいくものを作ろうとしているようなので、
こちらが最低限求めているクオリティの水準を伝えた上で、
もう一度作ってもらうことにしました。
ネットで見た写真に比べると、
多少溶接は上手になっているみたいだし、
お金が貯まったらTig溶接機を買いたい、って言ってるし、
周りにまともなビルダーなんていない中、
ちょっとずつ手探りでやっているであろう、MarinoBike。
もうここまできたら、
Marinoという一人の(おそらくは変わり者の)男と対話しながら、
そして届いたものと私自身が格闘しながら、
とりあえずは乗れるところまでたどり着くしかない。
経済の水準や地理的条件を超えて愛されるようになった、
このトライアルというスポーツの、
ある種の「最前線」に関わることが出た喜びが、
精度や軽量さ云々という物質的な品質を私の中で越える瞬間が、
「きっと」やってくるはずです。
クロモリパイプどころか、
まともな精度のパイプすら手に入らず、
Tig溶接機すら買えず、
それでもトライアルに魅せられたバービー好きの南米の一人の男が
鼻歌を歌いながら放つ、一本80ドルのトライアルフレーム。
KOXXがナンダ!!
Montyがナンダ!!
こちとら、ハガネじゃ!!
(見た目は水道管に近い…)
作り直したフレームが届くのは、おそらく数カ月先でしょう。
あとで精度バッチリのフレームがまた届いたら、
それはそれで喜ばしいですが、
それではシーズンが始まってしまいます。
次に届くフレームに関しても、
ヘタな期待はできませんし。
とりあえず、今あるフレームを、
なんとか修正(できれば)して、乗り始めなければ。
不安はいっぱいですが。
ヘタすると、今年一杯、
ほとんどトライアルできない事態も…(ガクガク)
それでも、まぁこれも何かの縁です。
2008年いっぱいは、トライアルフレームに関しては、
ペルーのMarinoという男と付き合っていくことに決めました。
ヨーロッパで、白人の遊びとして始まったであろうトライアル。
それを南米の途上国で、自力でフレームを溶接してやっているMarinoたち。
まさに文化的なグローバリゼーションの最先端!?
「細かいこと言うなよ、面白けりゃいいじゃん?」
って暗黙のメッセージがフレームから聞こえてくるようです。
しばらく、この面白い男につきあう覚悟を決めました(笑)
頼むぜ、Marino!!
あーーー早く乗りたい…